2011年12月26日月曜日

50/50 ~ その時彼は!? ~



27歳の青年・・・


ある日

完治が難しい病気になる・・・

誰にでもありうるシチュエーション。


上手いなぁ~!!!


主演の ジョセフ・ゴードン=レビット が
淡々と、しかし心の中に熱いものを秘めた主人公アダムの姿を
素晴らしい表情で魅せてくれます。


難病もの・・・ ということで

ちょっと腰がひけていたのですが・・・


良かったです!


こんな心情ってあるよな~ と主人公に共感!


その彼に、ずっと寄り添う友人(カイル)を演じるのが
セス・ローゲン


無神経な発言を繰り返すのですけど・・・

実は、どこまでも友人への思いやりに満ちている。


浮気をする恋人の現場を押さえ、主人公の前で
看病疲れで、と告白した彼女を責める場面に

そこまで言わなくてもいいじゃない~

と思わされたのですが・・・


その時の彼は

お前が、その程度の覚悟なら・・・ 俺が最後まで看取ってやる!
心境だったのでしょうね。

男、格好いい~!


そして・・・

いよいよ、その時が迫ってくる


それでも彼は

いつものように、くだらない事を言いながら、彼に寄り添っている。


その結末とは・・・!?



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2011年12月13日火曜日

素晴らしき哉、人生!



この映画の時間だけ待つことにしよう!


映画「ステキな金縛り」の中で・・・

向こうの世界から来たという・・・小日向文世さん演じる 段田 譲二
主人公達に厳しい目線を向けながら、こんな感じの台詞を言い放ちます。


あぁ・・・ そういえば、この作品を観漏らしているなぁ・・・


以前から気にはなっていたのですが・・・


この作品を観たことがある方であれば・・・

この、向こうの世界から来た人は・・・ 厳しい言葉を向けながらも・・・

主人公達が織り成そうとしている「何か」に対して
期待があるのだろう!と分かる仕掛けです。


この映画を見ていない人に対しては・・・


一度は、見てごらん! と言っているようにも思えてきます。


すでに・・・ 不朽の名作として知られている作品ですから

私が何とか言う類のものでも無いのですが・・・


素晴らしい!!!


遠い昔の映画なのに・・・

撮影技術なんて、今とは比べものにはならないのに・・・


ぐいぐいと引き込んでいく「何か」


ジェームス・スチュアートさん、カッコイイ!

ドナ・リードさんの笑顔に頬を緩ませながら!・・・


今も昔も・・・ 変わることのない何かが伝わってくる映画です。


雪の夜に始まるストーリーは

ぜひ・・・名画に出会いたい、これからの夜に ♪




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2011年11月12日土曜日

マネーボール ~ 人は野球に夢をみる! ~



ブラッド・ピットの最新作・・・


マネーボール


・・・を観てきました。


いゃ~ 公開日の日取りが良いですね~! ( 手前の手前の味噌。。。)


・・・という冗談はともかくとしても、

八丁座を始めとする、序破急系の映画館で大々的に公開される映画は・・・

映画ファン好みの作品となることが多いこと
各種割引サービスが充実していること
公開されている映画のチラシ等が備えられていること、
座席が素晴らしいこと!

・・・など、個人的なポイントが高く他館のみで公開されている映画と比べて
「行く!」率が高くなる傾向にあります。


気になる・・・ 映画の内容は

貧乏球団を勝てる球団に作り変えたGM(ゼネラルマネージャー)
ビリー・ビーン(ブラッド・ピット)

カープファンなら、ことに身に染みること請け合いで・・・
野村監督あたりの苦労を偲ばせるものを感じます。


ところで・・・ブラピさん、「ジョー・ブラックをよろしく」の頃から
気になっている役者さんですが、以前よりも

歳をとって渋みの出てきた 現在の方が、
男からみてずっとカッコ良いような気がします。


夢と現実の狭間に揺れる・・・ビリー


そして人は優勝の夢を追う・・・


一人の野球ファンとして これだけは言いたい・・・


常勝という言葉に興味は無い。


興味を感じるのは優勝の夢を追うチーム
ファンの夢を大切にするチーム
地域に根ざすチーム


勝って、負けて、勝って、負けての日々の戦いのなかで


いくらばくか勝ち数の多いチームであって

何年に一度か優勝の夢に手を届かせるチームなら、
それに越したことはなく・・・


人は野球に夢をみる!

写真は・・・ 序破急系の映画館で配られている小冊子 End Mark 11月号


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2011年11月11日金曜日

ユーモレスク


その愛らしいメロディラインに ♪・・・


おそらく・・・

わずか3分ばかりの、この一曲の作曲家としてだけでも、
彼の名前は不滅のものとなったに違いない!・・・ と
思わせる魅力を放っています。


数々の名曲をを生んだ大作曲家


ドボルザーク の


ユーモレスク


可愛らしい!・・・といった言葉がぴったりの作品ですね!!!


この・・・ ほのぼのとした独特の雰囲気は、

彼同様に黒人霊歌に強く影響を受け、詩情あふれれる小品を
多く遺したフォスターの作品群に通じるものがありますし

同じく彼の作品になる

新世界交響曲の・・・ 遠き山に日は落ちて にも通じるものがあります。


ちなみに・・・

彼はクラッシック音楽家きっての鉄道ファンとしても知られ・・・

このユーモレスクのメロディは・・・

汽車のガタン~ ゴトン~ というリズムを表しているのだとか。

まだまだ汽車がゆっくり走っていた頃を偲ばせる
穏やかな旋律です!

だから私は・・・ 余計に親しみを感じるのかも!?


今回のこの作品は・・・

普通のCDプレーヤーで高音質を楽しめる
ブルーレイディスクの技術を応用したBlu-spec CD の盤に乗せて・・・
DENONの発売です。


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2011年10月31日月曜日

ステキな金縛り


今日は・・・ 久々に映画を紹介しましょう!


三谷 幸喜 監督の最新作。


      


正直ですね~ 三谷監督作品って・・・
前に「THE有頂天ホテル」や「マジックアワー」を観たんですが
あまりピンと来るものが無くって・・・

今回も、腰がひけていたのですが・・・


ホント面白かった~~!!!

西田 敏行 さんが
幽霊となった落ち武者、更科 六兵衛 として出てくるのですが・・・

拙者!・・・ といえば、大河の重みを感じ、
ウケを狙えば・・・ 釣りバカの浜ちゃん のように 
凄いですねぇ・・・!!!
個人的には・・・西田さんの演技スペシャル!!って感じで観ていました。

これを受けての、深津 絵里 さん演じる若手弁護士さんの演技も良くって、
この、お2人の掛け合いが素晴らしいんです!!!

劇中・・・

大勢の役者さんが出てくるので、
はて、誰だったっけ!?が多くなるのですが・・・

上手いんだけどなぁ・・・ 浅野 忠信 さんでした。
おっと、この方は!? 市村 正規 さん・・・ こちらは夫婦で登場ですね~!

やはり・・・ というか個人的にファンなのが・・・
中井 貴一 さん、阿部 寛さん、
あら・・・この方も登場するんだ・・・ 深田 恭子さん。


前出の2作の評を挽回しての・・・今回!

前2作を60点とすると、今回は90点。

残る10点は・・・
次回はさらに・・・との期待を込めてということにしましょう!


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2011年10月23日日曜日

B’z LIVE-GYM2011-C’mon-


2011年10月23日( 広島グリーンアリーナ

B’z 広島ライブ 2Day’sの2日目。


B’z LIVE-GYM2011-C’mon- に行って来ました~!


1988年の結成以来・・・ 常に日本のロックシーンの頂点を走り続けている、
B’z ですが・・・

今回・・・ チケットを取るから一緒に行かない!? という
ありがたい誘いを受けて、同行させて頂くことになりました!

稲葉さんのボーカルもさることながら・・・
今年・・・ グラミー賞に手を届かせた、松本さんのギターが聴きたかった!


う~ん、良いですね~ 惚れ惚れします~!


その、松本さんだけでなく、サポートメンバーのソロも
それぞれに素晴らしく、聴き応えがあります!




稲葉さんといえば・・・ やはり、あの驚異の身体能力でしょうか。


飛んで、跳ねて、

シャウトを繰り返して・・・


47歳・・・ 努力次第であそこまで行ける! というのは、
後を追う世代としては励みになりますねぇ!


やっぱり



ultra  soul なんだよ・・・



きっと!!!


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2011年10月17日月曜日

琴庄神楽団「山姥」から



ミュージアムシアターで公開中の・・・
神楽の映像は、なかなかの人気がありますね!!!


そんな訳で・・・

先日出かけた、芸石神楽競演大会 も
早めに展示に加えようと思いながら・・・ つい、遅くなってしまいました。



受賞こそ逃しましたが、熱く情感のこもった演技で
来場者から、一段と高い拍車を送られた

琴庄神楽団による新舞 「 山 姥 」 から・・・



源頼光は、東国の賊徒平定のため、卜部季武を共に加えて、
信州明山にさしかかります。


日も西に傾き・・・

遠くに見える山家の明かりを頼りに、一行はやっとの思いで宿を求めます。



しかし・・・ そこは山姥の家。

山姥と、一子 怪童丸は一行の寝込みを襲うことを企てます。



一行は寝静まった後・・・ はずでしたが・・・


頼光らも危険を察知して応戦します!


老女は、いつしか山姥の顔に・・・

4人入り乱れて、戦いは次第に激しさを増してきます!


山姥は 

頼光らの武勇を前にして・・・

以前は・・・ 北面の武士の妻でありながら、夫と死別して、
人を世を呪い、山賊に成り下がった身であることを打ち明け、

自らの命は差し出すゆえ、一子 怪童丸の命だけでも・・・ と
必死に息子の助命を請います。

迫真の演技で、観客一堂、固唾を飲んで見守ります!


頼光は・・・ 母の情けを感じ、山姥を許し怪童丸を家来にすることとします。

母親は、怪童丸に、良き家来として務めるよう、説得します。


写真で見ると分かりにくいですが・・・ 神楽独特のリズムにのって、
流れるように、喜びの様子が表現されます。


パンフレットの解説をもとに、覚えている台詞をあわせて
構成しましたが、記憶を頼りにしているので解釈に
誤りがあるかも知れないことを!?予めご了承ください。


競演では、演技時間が定められているのですが・・・
この琴庄神楽団は、制限時間ジャストに納め、
最後に、今一度 観客らから、高い拍手が送られていました!


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2011年10月2日日曜日

芸石神楽競演大会


土曜日に 北広島町の 千代田総合体育館 で開催された・・・


今の時期・・・ 盛んに催されている、神楽競演イベントの一つ、


第63回芸石神楽競演大会


に行って来ました!


開始13時から、終演22時30分までは、

演劇・音楽イベントとしては、私の中のこれまでで、最も長いものに。


それにしても・・・ 皆さん 熱心だな~!!!

みんな、帰らないんだもの・・・


写真は・・・ 横田神楽団の新舞「伊吹山」より。


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2011年9月9日金曜日

安全な航行を祈る! ~ コクリコ坂から ~


   コクリコ坂から・・・

   遅くなりましたが、ようやく観に行ってきました!

   今回のジブリは・・・ 宮崎 吾朗 監督作品。
   私・・・ 実は 、吾郎 監督 のデビュー作である ゲド戦記 って、まだ観ていないんです。 
   それだけに・・・ この作品、どうなんだろうなぁ~ってところが気になります。


   でも・・・ 良い作品ですね!・・・ ワタクシ好みでした ♪

   舞台は・・・ しっかりと描きこまれた、1963(昭和38)年の横浜。
   
   ではあるのですが・・・ 昔の、宇品や呉、尾道といった、
   身近な港町の風景に置きかえて眺めてみるのも面白い!


   私が、物心ついた頃というと・・・ 昭和40年代後半。

   まだまだ、昔を思わせる風景が、あちこちに残されていました。

   それは、今の当たり前が、当たり前では無い時代・・・
   良い時代に生まれたな~! と感じます。

   あ~ 懐かしい!!! そういえば、あんな風景もあったよなぁ~!

   昭和50年代半ば頃から、風景は一変してきましたから、
   古い時代のよすがの残っていた頃の、最後を見届けているんですね。


   映画に描かれた時代って・・・ 決して良いことばかりではなく・・・

   今も後遺症の残る、公害問題が深刻化したのが、この頃です。
   新しいものこそ、良いもの!と、古い時代の建物や、伝統を片っ端から
   壊していったのもこの時代のことであり・・・
 
   今に繋がっていく、ひずみを生んでいったのも、この頃のことのように思います。

   そんな事を踏まえて鑑賞すると、より深みが感じられるかも!?


   ところで・・・

   映画に出てくる、カルチェラタン って、どんな建物が似ているかな!?

   写真は・・・ 私が持っている日本近代建築大全東日本編
   もちろん西日本編も持っていますよ~ !

   探してみようっと・・・ ♪


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2011年9月2日金曜日

ライフ いのちをつなぐ物語


   獲物を追う動物と、

  狙われて必死に逃げる動物・・・

   
   もしも・・・

   狩りが成功すれば、狙った側の方が当座の食事にありつくことができる。

   失敗すれば、逃げ延びた側が、当座 命を繋ぐことに・・・。


   昆虫、植物とくれば、次は!・・・ というわけで

   1日に公開された「ライフ いのちをつなぐ物語」を鑑賞してきました。
 

   追う側と追われる側・・・ その、全く逆の立場の動物に共通している
   ひとつの真実といえば・・・

   死のその瞬間まで、一生懸命に生き抜く という事に他なりません。


   最近の撮影技術の進歩は素晴らしいですね!!!

   動物の目線で撮影された映像に新鮮さを感じます。
   自分が、その動物になったかのような気持ちにもなれることでしょう!

   これら優れた映像を撮影するために、
   一体どれだけの努力が払われたのだろう!?とは、ちょっと想像し難いほどです。

   この映画で特筆したいのは・・・

   世界中でロケを敢行するなか
   日本でも、皆さんもご存じの、ある動物の姿が捉えられていることです。
   申し訳程度の紹介ではなく、堂々の一編となっています。

   先日、世界遺産に指定された小笠原諸島がメディアなどで
   「日本のガラパゴス」と紹介されている事を残念に思っているだけに、
   その想いは強い。

   そして・・・

   ドキュメンタリーの味付けで、特に重要な要素であるナレーションは、
   松本 幸四郎 さん、松 たか子 さんの落ち着いた声で楽しむことができます!

   特に・・・

   松本 幸四郎 さんの、一言一言、ゆっくりと味わい深く話すその声は、
   瞬間、瞬間を大切に生きる生き物達の歩みのように、心に響いてきました。
   
   言葉そのものは少なめなのですが、とても理解しやすく、
   その文章を考えた方との、絶妙なコラボレーションを楽しむことができます!!!

   私が一番気になったには、爪の先ほどのカエルさんの物語。
   水鳥のダンス。

   それが・・・

   どこのどのような場面で出てくるかは劇場でのお楽しみ!!!

      
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2011年8月28日日曜日

アフィニス合同オーケストラ演奏会


   アフィニス夏の音楽祭2011広島・・・

   そのメインイベントである 合同オーケストラ演奏会 に行ってきました!!

   
   そう・・・

   初の2日間連続のクラッシックコンサート なんです!
   ( 金曜日の室内楽演奏会を含む、3日間とする案もありました。。。 )


   本日のプログラムは・・・

   ドヴォルザーク セレナードニ短調Op.44 B.77
   R.シュトラウス 組曲「町人貴族」Op.60
   ベートーヴェン  交響曲第5番Op.67

   3曲全ての編成が大きく異なるという、面白いプログラムでして、
   音楽祭ならではのといった感じがしますね ♪

   この中でも、特に注目していた曲は

   何といっても・・・

   ベト5

   超有名曲だけに、海外オケの名演CDや演奏会で聴き込んでいる人が多い曲、
   しかも・・ 実は演奏が難しく、その楽団の実力が分かりやすいという、
   演奏家にとっては怖い曲のハズ・・・・・。 


   指揮は・・・

   広響、九響を率いる国内クラシック界の重鎮 秋山 和慶

   メンバーは、今回のプログラムのために国内外から集った
   特別編成の「アフィニス祝祭管弦楽団」です。
   
   大迫力の演奏ですので、音をしっかり鳴らさないと、あらら。。。となり・・・
   鳴らし切れば、鳴らし切ったで、ともすると
   抑制をきかせにくくなってしまう曲なのですが、
   その緩急をしっかりときかせるコントロールぶりは、
   以前に「第9」でも聴いたことがありますが、見事という他はありません。

   鳴らしどころで、ボワ~ッとしっかりと鳴らし切る、メンバーも見事!!!
   やはり実力者が集っているんだな~!!と感じる瞬間です!


   昨日の演奏会メンバーも入っていらっしゃって・・・

   特に 川崎 洋介 さん、ウェン・シン・ヤン さん、ジェシカ・リネバッハ さんが
   印象に残っています。

   なんでなのでしょうね!?・・・
   演奏している姿が、本当に嬉しそうで、一生懸命に見えるんですよ。

   心の底から好きな音楽の時間なのでしょう ♪   


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2011年8月25日木曜日

神様のカルテ


   映画の公開に間に合うくらいの勢いで読んやろう~ と

   一気呵成に読み終えた作品!

 
   いぇ・・・

   この作品は、それくらいの勢いで、物語の世界に惹き込んでくれました ♪


   時に一人で大笑いし!   ( 乗物の中で読むのは止めといた方が無難かも??? )

   また、時にほろり・・・。


     主人公である 栗原 一止 は、信濃大学医学部を卒業後、
   松本平の中ほどにある「本上病院」内科医を務め、早5年目。

   夏目漱石の「草枕」をこよなく愛すが故に、
   話し方も漱石文学の登場人物のようになってしまう・・・と、周囲が
   そして本人も認める変わり者なのですが、

   秘めたる情熱は人一倍!!!

   そんな彼を取り巻く人々・・・。


   ジーン・ワルツ 以来

   映画化される作品の原作を手に取ることが増えました!


   映画よりも安く、フルエピソードを堪能しよう!・・・という
   魂胆が無きにしもあらずなんですが、
   
   神様のカルテ 映画はどうしようかしら!?

   うむむ。。。

   少し時を置いて、再読を楽しむ!・・・なんてのもアリですね。


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2011年8月21日日曜日

阪急電車


  ずっと気になっていながら・・・


   何となく、映画をスルーしてしまったのが、どうにも惜しくなってしまい、
   
   少し時間はかかるけど、
   余裕がある時に読み進められればいいや!・・・と
   原作小説を手に取ってみることにしました。

   
   「阪急電車」


   そんな・・・

   気持ちにゆとりを感じている時に、ピッタリの作品ですね!!!

   今、電車に乗り、揺られているかのように、

   ガタ~ン、ゴトーン・・・ と、軽快なリズムで読み進めることのできる作品。


   何気ない日常・・・
   
   いつもの電車に、偶然乗り合わせていく人たち
   
   毎日のように顔を合わすことがあっても、
   
 
   また・・・

   ふとしたきっかけで親しみを感じるようになったとしても、
   何か無ければ、
   まず・・・会話を交わすことなんて、ありませんよね。

   ふとした、ひょんなキッカケで

   その沿線に住み、その車両の中で、
   時間を重ねる人たちが紬あわせていくこととなる日常の中の、非日常。

   ほの暖かさを感じながら・・・

   夢中になって読み進めていくうちに電車は、やがて終点の宝塚駅へ!
   
   巻末の解説は・・・

   芸能界随一の読書好きとしても知られる、
   先頃亡くなられた、俳優の 児玉 清 さん。
   
   軽やかな筆致に、ご自身の趣味の切り絵を思わせるような柔らか味を
   感じるのは、私だけでしょうか!? 

   
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2011年8月20日土曜日

ハリーポッターと死の秘宝PART2


   最新作公開の少し前からDVDでレンタルしてきて・・・

   ( 最近のテレビ放送の前ですね。 )

   せっせとシリーズを追いかけ

   早々に最終作を観に行こう!と考えていたのですが、
   
   なんだかんだでタイミングを逃し・・・
 
   何となく「ツリー・オブ・ライフ」が先行し・・・

   さらにWWでの紹介も一週間遅れという。。。 


   まぁ・・・ それはともかく・・・

   行って来ました!!!

   え~ も~ そんなになるの~!? ・・・といった感じの10年間のシリーズも
   いよいよ完結編です。

   因縁のライバル、ヴォルデモート卿との最後の戦いに挑むハリー!

   ダンブルドア校長が亡くなって以来時、おおらかさがなりを潜めてしまった
   ホグワーツ魔法魔術学校が今回の総力戦の舞台!

   
   この最終作だけでも十分に楽しめると思いますが、せめてPART1、
   いゃ~~ やはり・・・全て観ておいた方が良いかな~!?

   これまで、シリーズに馴染みの無かった方も

   物語が完結した今こそ・・・

   シリーズを一気に追いかける好機かも知れませんね!!!


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2011年8月13日土曜日

ツリー・オブ・ライフ


   午前中に観て・・・ 今、シーンを思い出しながら、振り返っています。

   
   あの時、父親は何を考えていたのだろう?

   母親は何と言いたかったのだろう?


   いゃ~良かったな~! 

   スカっと爽やか感を覚える・・・ というより、
   鑑賞後の心のさざめきを大事にしていく映画ではないかと思います。


   休みの日なのでしょう、母親が冷蔵庫から持ってきた
   氷を使って起こされた子供たちは、朝から最高に盛り上がります。
   
   こんな、どこまでも純粋な母親像は、宮崎映画に通じるものを感じます。
   母親像に対して一家言ある監督さんの思い入れゆえなのでしょう。

   男としての度胸と節度を求め、厳しく接する父親に対し、
   年と共に、子供たちの心は離れていくのですが・・・
   
   このお父さん、子供達を愛していないわけではなくて、
   むしろ人一倍、愛したいし愛されたいと思っているタイプ。

   一昔前であれば、どこにでもいらっしゃった感じの父親像に、
   感情移入していく方も多いと思います。


   散文的に綴られる、誰にでも懐かしく感じられるような多くのエピソードを通し、
   この両親の歴史、子供たちの成長、葛藤が描かれ、
   私たちは、まるで この家族の一員になったような
   気持ちを覚えることでしょう。

   それら家族の風景に、壮大な自然美の世界を織り込んでいきながら、
   私達の日常の暮らしも
   実は、連綿と続いていく、生命の系統樹の連なりのなかにあることを
   意識していくことになります。
   
   なんかだか、お盆向けに話した、金曜日のi-INFOに通じるものを感じますね。


   映画も終わり頃になってくると・・・

   2度目、3度目と観る時にはどう感じるのだろう!?
   その時には、どんな発見があるのだろう?と、密かに期待するものを感じていました。
  
   皆さんが、家族の中でのポジションによって、
   印象が違ってくる映画ではないでしょうか。


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2011年7月31日日曜日

はてしない物語

 

   子供を乗せた龍が大空を駆け抜ける・・・
   
   私が中学生の頃、
   そんな、同世代の人達を夢中にさせた映画がありました。
   
   ネバーエンディング・ストーリー
   日本では1985(昭和60)年公開の映画です。
  
   その当時、観なかったなぁ~ なんて
   最近になって、DVDを借りて観たのですが、
   当時の話題をさらっただけあって、なかなか夢のあるファンタジー映画でした。

   少年、バスチアンが幸いの龍、フッフールに乗って飛ぶ姿は、
   今なら、3Dでもっとリアルに仕上げられるところなのですが、
   当時の技術の粋を凝らした映像は、何とも言えない味わいがあります。

   ただ・・・ ストーリー自体は、人によって、良かった!とする方と、
   原作と大きく変えらている事を気にする人とで、評価を二分する映画でもあります。
   
   私自身も、終わり方が気になっていました。


   どうせなら、原作も読んでみましょう!   ( ・・・って読後の紹介は遅れましたけどね。。。 )

   作者は・・・ この方の作品ならば、と思わせる ミヒャエル・エンデ さんです。


   最近は、児童向けに書かれた作品を読むことが増えました。
   
   繰り返し読み返すことにより、
   実は、とても深い意味に触れられている、これらの児童文学書は、
   後から思い出すとき、自己啓発書よりも学ぶものが多いのかな・・・!?という
   気もしています。


   ありゃりゃ・・ 肝心の内容の方に触れられませんでしたね。

   折をみて書きたいと思いますが・・・
 
   映画 ネバーエンディング・ストーリー も

   原作 はてしない物語 の

   どちらも優れた作品であることは間違いないと思います。  
   
   
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