2011年7月31日日曜日

はてしない物語

 

   子供を乗せた龍が大空を駆け抜ける・・・
   
   私が中学生の頃、
   そんな、同世代の人達を夢中にさせた映画がありました。
   
   ネバーエンディング・ストーリー
   日本では1985(昭和60)年公開の映画です。
  
   その当時、観なかったなぁ~ なんて
   最近になって、DVDを借りて観たのですが、
   当時の話題をさらっただけあって、なかなか夢のあるファンタジー映画でした。

   少年、バスチアンが幸いの龍、フッフールに乗って飛ぶ姿は、
   今なら、3Dでもっとリアルに仕上げられるところなのですが、
   当時の技術の粋を凝らした映像は、何とも言えない味わいがあります。

   ただ・・・ ストーリー自体は、人によって、良かった!とする方と、
   原作と大きく変えらている事を気にする人とで、評価を二分する映画でもあります。
   
   私自身も、終わり方が気になっていました。


   どうせなら、原作も読んでみましょう!   ( ・・・って読後の紹介は遅れましたけどね。。。 )

   作者は・・・ この方の作品ならば、と思わせる ミヒャエル・エンデ さんです。


   最近は、児童向けに書かれた作品を読むことが増えました。
   
   繰り返し読み返すことにより、
   実は、とても深い意味に触れられている、これらの児童文学書は、
   後から思い出すとき、自己啓発書よりも学ぶものが多いのかな・・・!?という
   気もしています。


   ありゃりゃ・・ 肝心の内容の方に触れられませんでしたね。

   折をみて書きたいと思いますが・・・
 
   映画 ネバーエンディング・ストーリー も

   原作 はてしない物語 の

   どちらも優れた作品であることは間違いないと思います。  
   
   
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2011年7月22日金曜日

マイ・ハート室内オーケストラ


   お~~ これまでの中では、一番チラシが地味だ~!

   
   そんな・・・ カジュアル感覚ながら、本格的な演奏が楽しめる
   マイ・ハート室内オーケストラ の コンサートに行って来ました!

   弦楽〇重奏 って   ( 今回は四重奏 )

   クラシックに馴染みがないけど・・・ 一度コンサートに行ってみたい!って方には
   特にお勧めの編成!


   なぜなら・・・

   この編成は、音域が広く、数多くの名曲に恵まれています!!!

   しかも・・・ 編成人数が少なくて済むので、概ねチケット代が安い。
   
   広島の場合、広島交響楽団というプロオーケストラがあり、
   そのメンバーで構成されていたりで、弦楽奏団によるコンサートの回数が多く、
   機会に恵まれやすい事も、理由の一つ。

   明るい曲調の曲が多いことも、お勧めする理由になるでしょうか!?


   今回・・・ 特に注目したのは!

   ドボルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」

   新世界交響曲 で知られる彼は

   実は、クラシック作曲家きっての鉄道ファンとしても有名なのですが、
   この曲の第4楽章は、そのものずばり
   蒸気機関車が走る姿をイメージして作曲した・・・ とされる
   軽快なリズムが特徴。


   弦楽四重奏がよく似合う、日本の曲といえば・・・

   赤とんぼ

   憂いを帯びた曲調は、この編成のために作曲したのではないか?と思えるほど。

   そう考えてみれば・・・

   民謡や唱歌、童謡のリズムがよく似合う編成でもあります。


   チケット代は、何と・・・ 1000円 ですが
   期待以上だった「弦楽四重奏」のコンサート。
   皆さんもいかがですか!?  


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2011年7月12日火曜日

127時間


   オフロード自転車に乗って、

   一人ブルージョン・キャニオンを疾走する主人公・・・。


   いぃなぁ~!!! 俺も、こんな場所が身近にあったら、絶対に
   オフロード自転車乗りになるわ~。
  

 
   そんな楽しいはずの時間もつかの間。
   慣れたはずの地形を前に、主人公はトラブルに巻き込まれます。

   通う人も無い場所・・・。

   助かろうと必死にもがくのですが、身動きすらままなりません。

   何ら進展も、発見されることもなく、日一日と過ぎていき、
   主人公は、これまでの人生を振り返りながら、自分と向き合い始めます。
   
   次第に幻覚も見え始め、死の瞬間が刻一刻と迫り来る中で、
   ある決断へと至るのですが・・・・・。 



 
   ともすれば、血なまぐさい感じになってしまうストーリーなのですが、
   映像への味付けが上手いんです。

   ジェームズ・フランコ さん の演技も素晴らしい!
   
   この映画、邦画で行うとしたら、誰が適役になるのか考えてみたのですが、
   ちょっと思いつかなかったくらい、洋画らしい雰囲気の
   感じらられた作品でした。


   あ、そうそう、背中がムズムズするような、落ち着かないような感じが続きますので
   血の苦手な方には厳しいかも・・・!?


   いよいよ夏本番!

   海へ、山への行楽シーズン真っ盛りですが、週末の度に
   事故が相次ぐ時期でもありますね。

   そして、その度に 関係者が捜索に駆り出され、生きているならまだしも
   誰かが、その遺骸の第一発見者にならなくてはなりません。

   自分が連なる人々の事も考えて、事故の無いような計画を立てなくてはと、
   考えさせられる映画でもあります。   


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2011年7月3日日曜日

広島学


   名古屋の品格、札幌学、博多学と

   地域学 について発表してきた著者の最新刊 広島学


   発売以来、大変好評のようで・・・

   先日出掛けた、ジュンク堂書店広島駅前店売上ランキングでは
   1位となっていました。


   いったい、他の地域の方に、
   広島はどのように映っているものなのでしょう!?
   
   そんなところに興味を感じながら、私も手に取ってみることにしました。

   本の厚みからも感じられるように、歴史、風土、気質、企業、課題 etc 
   幅広く取り上げているだけでなく、多くの資料に当られていらっしやるようで、
   さらに深い洞察も加えられている、本格的な内容となっています。

   この巻末の参考文献は、私もいくつか持っていたり、目を通したりしているものです。
    それぞれの分野に対し興味を感じられた方が、さらに深く知るうえでの絶好の
    資料になるものと思います。
   

   広島に興味や関心を持っていらっしゃる方には、もちろんのことですが、
   
   私のように広島に長く暮らしている人でも、
   なるほど~! そういう見方もあるなぁ~ などと
   思わず納得させられるような内容となっていますから、
   
   古くから広島にお住まいの方にとっても、
   今一度、地域の事について触れてみる機会となると思われます。  
   
   そんな訳で、とてもお勧めの一冊です!!


   カープは日本一じゃ!! 5月までじゃけどのぉ・・・。


   痛いところを突くなぁ~。(苦笑)

    あとがき は、著者が愛して止まない名古屋に対しても向けられている
   言葉なのでしょうね。 あっ!と思わされるものでした。    
   
   
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2011年7月1日金曜日

21世紀に生きる君たちへ


   もし「未来」という街角で、私が君たちを呼び止めることができたら、
   どんなにいいだろう。

   今も多くの人に愛読される 司馬 遼太郎 さんが
   次の世代に手渡す手紙として書かれた文章。

   膨大な司馬作品の最後に付すために書かれた「あとがき」 のようにも
   感じられます。


   WW で 良い本を紹介していこうと思い、何冊か候補があるなかで
   筆頭として紹介しておこうと感じた作品。
   

   私は、ときどき書店の司馬コーナーの前に立つことがあります。
   
   そして、いつも著作の多さに驚かされます。
   
   試みに、適当な一冊を手に取ってページをめくってみても、
   その一ページに対し、相当な調査を行って描いているだろう事が伺えます。


   そこまでして膨大なエネルギーを費やしての研究も、
   自分が死ねば灰塵に帰する・・・。
   
   そんな、もの寂しさが、この一文に滲み出ています。


   つばめ・ミュージアム は 連綿と続いていく時間の物語。
   自然、このような作品を手に取ることが多くなりました。


   短い文章ですから、途中で挫折することもなく
   一気に読み進めることができます。

   大作を一つ読み終える以上の読後感と
   繰り返し読みながら、言葉の意味を考える大切さを
   感じられる作品でもあります。  


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