2012年3月17日土曜日

マーガレット・サッチャー  駆け抜けていった時間



今や・・・ 名優の雰囲気を漂わせる

メリル・ストリープさんの最新作

IRON RADY

邦題・・・ マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 を観てきました!

今年度、アカデミー賞主演女優賞を受賞した
メリル・ストリープさんの演技が素晴らしい!!!

特にメイキャップの強い、現在のサッチャーさんの場面などは
時折、資料映像なのかと思いたくなるほど・・・


私が、印象に残っている政治家を一人だけ挙げるとするなら・・・

ゴルバチョフさんかな、レーガンさんかな!?

日本人も入れたいけど・・・ 厳しいなぁ・・・・


少し悩んで・・・やはり、サッチャーさんの名前が出てくるでしょう。


財政難に悩むイギリスの再建に辣腕を振るった政治家として
フォークランド紛争を指揮した首相として・・・
冷戦終結の立役者の一人として、強く印象に残っています。


サッチャーさんで、一つ印象に残っているのが・・・

夫の  デニス・サッチャー さん

常に、サッチャー女史を立てる姿は、
今でいうところの・・・ 夫従形の夫婦の先駆のように思われていました。

往時、デニスさんの苦労も
並大抵のものではなかったのだろうなぁ~ なんて
懐かしく思い出していました。


劇中


すでに・・・ 亡くなられたデニスさんの思い出に浸る
サッチャーさんの姿を見ながら

一人の人の終の姿との向き合い方に思いを馳せていました。
 


激動の80年代を


首相として・・・

妻として

母として

一人の女性として


サッチャー女史の名蹟は今も・・・

さぁ・・・ もう一度、私と踊りませんか!・・・


広島ブログ

2012年3月4日日曜日

戦火の馬 ~ ジョーイが駆け抜けていく戦場 ~



スピルバーグ監督の最新作!!!


「戦火の馬」 を 早速、観てきました。


舞台は、第一次世界大戦のヨーロッパ、


小作人の父親が、農耕馬を買うと家族に言って出かけた場所で、
一目惚れして手に入れたのはサラブレッド

サラブレッドを農耕馬になんて・・・

周囲の嘲笑をよそに
この馬、(ジョーイ)に惚れ込む、一途な息子ナラコットの期待に
次第に応えるようになっていくジョーイ。


しかし、やがて戦争が、
信頼感関係を深めていた、ナラコットとジョーイの間を引き裂くことに・・・


戦地を駆け抜けていくジョーイが見た光景とは!?


この映画を観終えて、良いなぁ!と感じたのは

戦争の描写でしょうか、

最近の映画としては、血で血を洗うようなリアルな戦闘場面は少なめなのですが、

ストーリーが進むほどに、ズシーンと心に響いてくるものがあるんです。


それは・・・


ジョーイの目の前に現れは去っていく人々が、

その他大勢ではなく、個性まで描かれているからでしょう。


ジョーイが駆け抜けていく戦場。


砲撃を前に・・・ 敵味方、双方が緊張のなか向い合っていた時


傷ついた馬を見つけ、


我を忘れたように白旗を持って陣地を飛び出していく兵士に、緊迫する友軍

馬に近寄った兵士に・・・

これを使わなきゃ馬は助けられないだろう! と

塹壕から、道具を持って出てくる、敵軍の兵士。


もう間もなく、お互いが向かいあい、壮絶な戦になろうという前に、

2人は、協力して馬を助けます。


これは映画のシーンですが・・・


まだ、騎士道精神が残っていた、往時の戦争では

時折、このような光景が見られたと言われています。


戦争の動機って何だろう!?

個人にとって戦争って何だろう!?


この映画は・・・


その他にも、様々な疑問を投げかけてくれるように思います。

あらゆる世代の方々にお薦めできる映画ですし、
様々な視点から眺めることができるように感じています。

再、再々視聴にも耐える素晴らしい映像と感じています!


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