2012年6月9日土曜日

舟を編む



他の本を選ぶために入った本屋のレジ前の特設コーナーで

これも一つ・・・ とばかりに手に取った本。


( レジ前のガム状態ですね~~。。。 )

本屋大賞第一位!!


さぁ・・・ 成り行きとはいえ、買ったからには読まなきゃ。。。


( それよりも、自分の好きなジャンルなのかしらん!? )


装丁って怖いですね~


ふと見た時に なんとな~く、私向きかも!なんて思ってしまいましたから。。。


私たちは・・・ 普段、自分には縁がない職場にとても興味を持ちます!

私ど~しても、興味がある場合などは、
見学させて貰ったりする事もありますけれど・・・


そうか~ 辞書づくりの世界! っていうと、

普段、なかなか見学できるものでも無いなぁ~!


そう・・・

誰でも一度はお世話になったことがある辞書

その制作現場の物語。

アレって・・・ どういう過程を経て出来上がってくるの!? という、
好奇心を満足させてくれる一冊!


なかなか思い切ったテーマ設定のように思えてくるのですが、

本屋大賞受賞!だけあって、スナック感覚で
サクサクと気軽に読み進められるのが良いですね


結果・・・


この本は、私にとって「当たり!!」


なぜなら・・・

この本に出てくる国語中辞典といえば・・・ 

自分でも、後に 最近手に入れた物の中で、一番不思議な買い物なのでは!? ・・・と思った


広辞苑第6版(机上版) を持っているんですよ・・・

5版が収録されている電子辞書も持っているというのに・・・


( 次に買うときこそ「大辞林」にしよう! ・・・って、まだ買う事があるんでしょうか???
ま~ アナログ世代ですからね~~  え、、その割に、誤字、脱字が多い!?って。。。 )


広辞苑を調べると・・・ じゃなくて、読んでいるときに・・・


( 国語中辞典を手にするよう人は、これを読みたがるものなんです。
時間がいくらあっても足りなくなるのが難点ですけどね。。。 )


末尾に、用紙、印刷、造本に対する謝辞が
載せられているのを、読んだ事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか!?

そのような、辞書用用紙の開発の件もあったりと・・・ とても興味を感じました。


日々、さまざまな言葉が生まれては消えていくなか・・・

新たなスタンダードになるであろう言葉をすくい上げては吟味して、
いつの間にか、使われなくなっていく言葉を、そっと外して行く作業を
一つ一つ積み重ね、辞書は10年の単位で制作されていくといいます。

そんな世界の一端を・・・ 垣間見ることのできる一冊です!!


時々・・・

気が向いたように、辞書を紐解いていると・・・

基本的と思える事ほど、答えるのが難しいものだなぁ~ と感心して
同じ言葉の、別の辞書での説明の違いに感心したり。
知っているつもりの、浅飲み込みであることを気付かされたり。

面白いものですね!


( ※ 2012年7月21日、内容を一部、加筆・修正しました。
時には、同じ文章に、何度も手を入れてみるのも良いものです。)



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