他の本を選ぶために入った本屋のレジ前の特設コーナーで
これも一つ・・・ とばかりに手に取った本。
( レジ前のガム状態ですね~~。。。 )
本屋大賞第一位!!
さぁ・・・ 成り行きとはいえ、買ったからには読まなきゃ。。。
( それよりも、自分の好きなジャンルなのかしらん!? )
装丁って怖いですね~
ふと見た時に なんとな~く、私向きかも!なんて思ってしまいましたから。。。
私たちは・・・ 普段、自分には縁がない職場にとても興味を持ちます!
私ど~しても、興味がある場合などは、
見学させて貰ったりする事もありますけれど・・・
そうか~ 辞書づくりの世界! っていうと、
普段、なかなか見学できるものでも無いなぁ~!
そう・・・
誰でも一度はお世話になったことがある辞書
その制作現場の物語。
アレって・・・ どういう過程を経て出来上がってくるの!? という、
好奇心を満足させてくれる一冊!
なかなか思い切ったテーマ設定のように思えてくるのですが、
本屋大賞受賞!だけあって、スナック感覚で
サクサクと気軽に読み進められるのが良いですね
結果・・・
この本は、私にとって「当たり!!」
なぜなら・・・
この本に出てくる国語中辞典といえば・・・
自分でも、後に 最近手に入れた物の中で、一番不思議な買い物なのでは!? ・・・と思った
広辞苑第6版(机上版) を持っているんですよ・・・
5版が収録されている電子辞書も持っているというのに・・・
( 次に買うときこそ「大辞林」にしよう! ・・・って、まだ買う事があるんでしょうか???
ま~ アナログ世代ですからね~~ え、、その割に、誤字、脱字が多い!?って。。。 )
広辞苑を調べると・・・ じゃなくて、読んでいるときに・・・
( 国語中辞典を手にするよう人は、これを読みたがるものなんです。
時間がいくらあっても足りなくなるのが難点ですけどね。。。 )
末尾に、用紙、印刷、造本に対する謝辞が
載せられているのを、読んだ事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか!?
そのような、辞書用用紙の開発の件もあったりと・・・ とても興味を感じました。
日々、さまざまな言葉が生まれては消えていくなか・・・
新たなスタンダードになるであろう言葉をすくい上げては吟味して、
いつの間にか、使われなくなっていく言葉を、そっと外して行く作業を
一つ一つ積み重ね、辞書は10年の単位で制作されていくといいます。
そんな世界の一端を・・・ 垣間見ることのできる一冊です!!
時々・・・
気が向いたように、辞書を紐解いていると・・・
基本的と思える事ほど、答えるのが難しいものだなぁ~ と感心して
同じ言葉の、別の辞書での説明の違いに感心したり。
知っているつもりの、浅飲み込みであることを気付かされたり。
面白いものですね!
( ※ 2012年7月21日、内容を一部、加筆・修正しました。
時には、同じ文章に、何度も手を入れてみるのも良いものです。)