2011年9月9日金曜日

安全な航行を祈る! ~ コクリコ坂から ~


   コクリコ坂から・・・

   遅くなりましたが、ようやく観に行ってきました!

   今回のジブリは・・・ 宮崎 吾朗 監督作品。
   私・・・ 実は 、吾郎 監督 のデビュー作である ゲド戦記 って、まだ観ていないんです。 
   それだけに・・・ この作品、どうなんだろうなぁ~ってところが気になります。


   でも・・・ 良い作品ですね!・・・ ワタクシ好みでした ♪

   舞台は・・・ しっかりと描きこまれた、1963(昭和38)年の横浜。
   
   ではあるのですが・・・ 昔の、宇品や呉、尾道といった、
   身近な港町の風景に置きかえて眺めてみるのも面白い!


   私が、物心ついた頃というと・・・ 昭和40年代後半。

   まだまだ、昔を思わせる風景が、あちこちに残されていました。

   それは、今の当たり前が、当たり前では無い時代・・・
   良い時代に生まれたな~! と感じます。

   あ~ 懐かしい!!! そういえば、あんな風景もあったよなぁ~!

   昭和50年代半ば頃から、風景は一変してきましたから、
   古い時代のよすがの残っていた頃の、最後を見届けているんですね。


   映画に描かれた時代って・・・ 決して良いことばかりではなく・・・

   今も後遺症の残る、公害問題が深刻化したのが、この頃です。
   新しいものこそ、良いもの!と、古い時代の建物や、伝統を片っ端から
   壊していったのもこの時代のことであり・・・
 
   今に繋がっていく、ひずみを生んでいったのも、この頃のことのように思います。

   そんな事を踏まえて鑑賞すると、より深みが感じられるかも!?


   ところで・・・

   映画に出てくる、カルチェラタン って、どんな建物が似ているかな!?

   写真は・・・ 私が持っている日本近代建築大全東日本編
   もちろん西日本編も持っていますよ~ !

   探してみようっと・・・ ♪


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2011年9月2日金曜日

ライフ いのちをつなぐ物語


   獲物を追う動物と、

  狙われて必死に逃げる動物・・・

   
   もしも・・・

   狩りが成功すれば、狙った側の方が当座の食事にありつくことができる。

   失敗すれば、逃げ延びた側が、当座 命を繋ぐことに・・・。


   昆虫、植物とくれば、次は!・・・ というわけで

   1日に公開された「ライフ いのちをつなぐ物語」を鑑賞してきました。
 

   追う側と追われる側・・・ その、全く逆の立場の動物に共通している
   ひとつの真実といえば・・・

   死のその瞬間まで、一生懸命に生き抜く という事に他なりません。


   最近の撮影技術の進歩は素晴らしいですね!!!

   動物の目線で撮影された映像に新鮮さを感じます。
   自分が、その動物になったかのような気持ちにもなれることでしょう!

   これら優れた映像を撮影するために、
   一体どれだけの努力が払われたのだろう!?とは、ちょっと想像し難いほどです。

   この映画で特筆したいのは・・・

   世界中でロケを敢行するなか
   日本でも、皆さんもご存じの、ある動物の姿が捉えられていることです。
   申し訳程度の紹介ではなく、堂々の一編となっています。

   先日、世界遺産に指定された小笠原諸島がメディアなどで
   「日本のガラパゴス」と紹介されている事を残念に思っているだけに、
   その想いは強い。

   そして・・・

   ドキュメンタリーの味付けで、特に重要な要素であるナレーションは、
   松本 幸四郎 さん、松 たか子 さんの落ち着いた声で楽しむことができます!

   特に・・・

   松本 幸四郎 さんの、一言一言、ゆっくりと味わい深く話すその声は、
   瞬間、瞬間を大切に生きる生き物達の歩みのように、心に響いてきました。
   
   言葉そのものは少なめなのですが、とても理解しやすく、
   その文章を考えた方との、絶妙なコラボレーションを楽しむことができます!!!

   私が一番気になったには、爪の先ほどのカエルさんの物語。
   水鳥のダンス。

   それが・・・

   どこのどのような場面で出てくるかは劇場でのお楽しみ!!!

      
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