2012年1月8日日曜日

聯合艦隊司令長官 山本五十六  空気が人を包みこんでいく時


歴史の中でも・・・

現代史は、今だに評価が固まっておらず、話すのが難しい。

聯合艦隊司令長官
山本五十六

少し前に観に行っていたのですが、
さて・・・どう話そうかについては迷っていました。

若い方で・・・

例えば・・・人に何か話したり、書いたりする事に興味や関心がある方は、
ぜひ観に行ってみてください。

得るものがあると思います。

香川 照之さんや、玉木 宏 さんが演じている新聞記者の方々、
居酒屋のお客さん達・・・
映画ですから、多少オーバーリアクションはあるかも知れません。

しかし・・・

当時のマスメディアが、戦局を派手に書き立てて、
国民の戦意を煽っていたのは本当の話しです。

往時の新聞記事も機会があれば、ぜひ一度見てみてください。


日清戦争以来の連戦連勝に、戦勝を疑わない人々、
負ける気がしない・・・という
危うい雰囲気が国内を包んでいくことになります。

海軍はアメリカとの戦争に対し、あまり積極的で無かったとされています。

仮に戦争となっても、国力の差は明らかで、
事情に詳しい 山本 五十六 聯合艦隊司令長官は、
緒戦で戦果をあげ、早期に講和へと持ち込むことを唱えたとされています。

始めるときに、落とし所が考えらていなかった戦争は
やがて・・・ 悲惨を極めていくことになりました。

映画は比較的、淡々と描かれていきますし、
最近の戦争映画としては、血みどろの場面が少ないように感じるのですが・・・


居酒屋の女主人の


船が一隻沈むということは、何千人かの人が一緒に亡くなるのよね・・・

・・・といったニュアンスの台詞。


山本長官の台詞のなかで

瀬戸内の魚は骨まで美味い!・・・という台詞。

かって・・・ 瀬戸内海に錨をおろしていた船が、次々と沈んでいく。


300万とも400万人とも死者を出したと言される
太平洋戦争を考えるきっかけになると思います。

 
広島ブログ

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