2011年4月29日金曜日

手塚 治虫 展


   福屋八丁堀本店 で、昨日から開催されている・・・

   手 塚 治 虫 展

   ・・・に行ってきました!!!

   派手な展示はありませんが・・・
   
   原画の一枚一枚から 描いた当時の 氏の、息遣いのようなものが読み取れて、
   充実した時間を過ごすことができました!
   
   私も・・・ 「火の鳥」 を始め、何冊も 手元に作品を持っていて、
   繰り返し読んでいます。
   
   漫画なのに、行間を読ませているような・・・。

   氏の作品は、この点において 共通した奥深さを感じるのですが、
   これらの原画からは、そこをもう一歩踏み込んで眺めているような感覚を
   味わうことができます!

   手塚 治虫 さんは、5歳から24歳までの
   多感な時期を 兵庫県宝塚市 で過ごされています。

   そういえば・・・ 作品に出てくる女性は、どこか歌劇団の方のような・・・。

   これは、ファンの間では有名な話ですが・・・

   幼い頃 実際に 研修生 の方や、有名な役者さん に遊んで貰った経験が
   おありなんですね!リボンの騎士」 などに、深く投影されています。

   あっ・・・ と思ったのは「紙の砦」

   短編ですが、一度みたら忘れられないほどに、印象に残る作品となっています。

   私が、特に好きなのは「ブラック・ジャック」

   これは・・・ 当館に普段から来館されている方でしたら、納得のいくところでしょう。
   医者になることを目指して、医学博士の免状も持っていた手塚氏ならでは!
   今でも、氏を代表する人気作品となっています。

  欲しい~!!! と思ったのは・・・

   「ジャングル大帝」 生まれて間もないレオ を描いた原画。
   
   どうして、これほど愛くるしい線で描けるのだろう・・・ とため息が出るほど。
   絵の中で・・・ レオ は、確かに生きています!!!

   つばめ・ミュージアム にも、しっかり投影されている、手塚氏の作品ですが・・・
   まだ・・・ 「ブッダ」 「アドルフに告ぐ」 「陽だまりの樹」 といった代表作すら
   読んでいません・・・

   私にとって まだまだ、未開の世界が果てしなく広がる 手塚ワールド です!
       
   
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2011年4月25日月曜日

伝統芸能に・・・行かなくちゃ!


   厳島神社 桃花祭・・・

   御神能の2日目 狂言「佐渡狐」より。

   皆さんは、日本の伝統芸能 ・・・って
   どのようなイメージをお持ちですか!?

   行ってみたいけど、難しそう・・・ とか チケット代がねぇ・・・。
   な~んて思われている方でしたら・・・

   写真の 「狂言」 や 島根、広島県にお住いの方でしたら 「神楽」 などから
   鑑賞されてみることをお勧めします!!!

   なんといっても・・・ 分かりやすい! チケット代が安価 ! (大切ですね!!!)

   そして、そして・・・ 演技のレベルが高いんです!

   例えば・・・ 以前、私が行った 広島市の「アステールプラザ」で行われた
   「茂山狂言会」の時に観た 茂山 千作 さんと 茂山 千之丞 さんの
   「附子」は、惜しくも千之丞さんが昨年亡くなられましたが、
   当代一とされた名演でした!

   これで、確かB席だと3000円くらい。 出演される人数の事もあるのかな
   他のものと比べてコストパフォーマンスが光ります。

   「神楽」に至っては・・・ 無料から数千円くらい。
   本館でご紹介した「石見温泉神楽団」の演技は、今も目の前に浮かぶほどの
   迫真の演技でした!!!



   これまで 日本の伝統芸能 に触れたことの無い方・・・

   一度見たら、大ファンになったりする・・・・かも知れませんネ!!!

   この時の出演者は・・・ ヒーブル・オンジェイ さん 茂山 千五郎 さん。
   写真には出てきていませんが 戸田 健太郎 さん。

   茂山 千五郎 さん、円熟の演技に魅せられてしまいます♪

   今月オープンしたばかりの ミュージアムシアター にアップしていますので
   その、雰囲気を味わってみてください!


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2011年4月21日木曜日

通った眺めた3日間


   ちらっと・・・

   先に、ご紹介しておきましょう!

   広島にいても、なかなか眺められない 厳島神社 の 舞楽

   
   そうなんです!

   よい機会だから・・・ と

   今回は・・・ 何と 3日間 通い、堪能したんです!!!
   ( 用事もありますから、3日間とも全てじゃありませんけどね・・・。 )

   準備出来次第・・・ ご紹介して参りま~す♪


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2011年4月18日月曜日

自然の演出!!!



   厳島神社 能舞台・・・

   長い髪が、強く吹き始めた風にたなびきます。
   
   その時・・・ 桜吹雪・・・ が舞います

   お~~

   あまりのタイミングの良さに
   観客から ため息とも歓声ともつかない声が漏れます。

   演出?

   いゃ・・・ だとしたら、どこから飛ばしたのでしょう?

   本当の桜が強い風で舞ったのですね。

   自然の演出。
   これが、この能舞台の魅力なんですね!!!

   常時カメラを構えている訳ではありませんから
   偶然、撮影に成功したものです。

   2日目・・・ 日曜日の 「田村」 より。

   つまり・・・ 2日も、行っていたんですねっ!


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2011年4月16日土曜日

能楽の世界へ! ~ 桃花祭御神能 ~



   囃子 に重ねるかのように さざ波の音 が響きます・・・


   国内でも 唯一

   海の上に立つ 厳島神社 能舞台

   演じ手が、日の光を受ける時 いっそうの輝きをもって見えてきます。
   自然の風景の中に溶け込むような一体感と、
   能楽独特の緊張感・・・。

   当然・・・ それ以外は 普段着の 厳島神社 ですから
   シーズンを迎えて増え始めた 参拝者はいつものように後ろを歩き、
   もの珍しそうな声が聴こえます。

   今日・・・ 知らずに来られた方はラッキー!!!

   厳島神社の拝観料だけで、本格的な 能楽 が見られます。   
   
   出入りも、撮影も自由。
   
   そんな大らかな雰囲気からは、古い時代の芸能の姿すら
   見えてくるようです。   

   なんて、贅沢な時間を過ごしているのでしょうか・・・

   
   厳島神社 の 恒例行事

   桃花祭 神能 を観に行ってきました!!!
   
   これは・・・ 全国から 能楽師 狂言師 を集めて行われるもの。

   写真の演目は・・・

   能にして能にあらず・・・ と言われる

   古い時代の能の名残を、今に示す 「翁」

   黒き翁 と 白き翁 が天下泰平・五穀豊穣 を祈る舞い。

   その「翁」を最初に・・・

   能を5曲、狂言4曲を入れる「翁付五番立」という・・・ 時間がかかりますから
   今となっては珍しくなった、能楽の正式な演じ方 で
   朝の9時~夕方 までをかけて演じられていきます。


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2011年4月10日日曜日

私を離さないで



   これは・・・

   現実? それとも・・・ 小説の中の世界?

   カズオ・イシグロ 氏 の同名小説の映画化。


   私にとっては・・・

   どちらかというと、これまでなら映画館に足を運ぼうとしなかった系の作品でした。

   ただ・・・ 先頃 ジーン・ワルツ という映画のチラシを見る機会があって・・・
   
   これはこれで・・・

   これまでは足を運ばなかった系の作品なんですが・・・
   この作品のように「命」を扱う作品であれば ミュージアム にも
   通じるものがありますし・・・

   小説版なら、映画を観るよりも安くって、資料として残るよなぁ~。

   ・・・って事で、読んでみたら 得るものがありました。

   その第2段として Amazon の書評欄での評価が高くて、
   「命」を扱っているらしい・・・ 本作を選んでみたんです。

   ならば・・・

   映画館にまで 足を運ぶ必要 ・・・と言ったら無いんですが
   数ページめくっての、引き込まれ具合もあり。

   この映画の公開館が シネツイン本通り というのも
   重めの腰を上げるポイントになりました。
   
   座席 の シートピッチ が 大手シネマコンプレックス と
   比較にならないくらい広い事が この・・・ 序破急 系の映画館の特色です!


   ところで・・・

   この映画が描く世界・・・

   やはり空想なんでしょうか? それとも・・・ 現実なのでしょうか?

   私は どちらでも無いのでは? と思いましたけど・・・
   皆さんなら、どう、お感じになられるのでしょう!?

   心の中に ズシン と残るものを感じています。


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2011年4月4日月曜日

タイムマシン



    なぜ過去を変えられない・・・。

    主人公は 絶望のうちに そう呟きます。

    2002年公開の映画・・・

    タ イ ム マ シ ン
    
    私の好きな映画の一つです!

    全編に渡り・・・ という訳ではありませんし、決して名作に数えられるような
    映画では無いと思います。

    それでも、私がこの映画を皆さんに紹介させて頂こうと思うのは・・・。

    今の日本は、この映画を絵空事とは思えない状況にあるからです。

    公開当時・・・ あまり注目もされず、埋もれてしまったテーマが、ある時
    突然、輝きを持って感じられる事。
    ・・・というのは決して珍しいことではありませんが

    この映画こそ、そのような作品だと思います。

    主人公の アレクサンダー ( ガイ・ピアス ) は
    どうしても過去に戻りたい、過去を変えてしまいたい・・・
    その一心で タイムマシン を自力で作り上げます。

    その旅の果て・・・

    アレクサンダー は 「フィルビ、確かに行きすぎたよ・・・。」

    この時・・・流れる メロディライン は
    何も手を出せないまま、呆然と立ち尽くす
    主人公の気持ちをよく表していている名曲だと思います。

    ラストシーン・・・

    友人は、主人公の気持ちに添うように ある不思議な行動をします。
    その行動は、親友である彼の、友人に対する
    最大の餞だったのでしょうか・・・。


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2011年4月2日土曜日

塔の上のラプンツェル


    
   私は知りたい- 新しい世界を~ ♪ と 歌い上げる・・・

   ディズニー・クラシックス50作目 となる本作のご紹介こそ、

   リニューアルした WEST WING の最初の展示に相応しいかも!?


   現在公開中の・・・


   塔の上のラプンツェル      ・・・を観に行ってきました!


   先に言ってしまいますと・・・

   凄くいいです!!!

  ( 今、終わったら うるうる なんですけど~ が2回ほど。 ) 

   ストーリーは、それこそお馴染み いつものディズニーらしい
   シンデレラストーリー なんですが 
   
   それを・・・ 

   こんなにも新鮮に、そして こんなにも上手に3Dで魅せてくれるとは・・・・。

   うむむむむ・・・。

   幼い頃から、外の世界を知らず
   夢を見ながら過ごす ラプンツェル は
   ひょんな事から・・・ その夢を叶える時を迎えます。

   その夢の果てに彼女が見た世界とは・・・!?


   私は、映画を観ながら・・・
   
   アニメーションは新しい表現領域に入ったんだな~!!!

   ・・・と感慨に耽っていました。

   人は・・・ 自分が見ているものに興味を感じている時・・・
   無意識に、一瞬大きく目を見開きますが
   ラプンツェル が、そのしぐさを見せた時、
   芽生え始めつつある興味・・・ その目線の先に見えていたものとは!?

   何とリアルなのでしょう・・・。 

   それは・・・ 1人の経験や演技によるものではなく
   大勢のスタッフの何回もの検討の末 に辿りついた表情なのでしょう。

   すでに・・・ 役者さんの演技を超え始めています。

   先に 文楽 を鑑賞しているだけに・・・ より一層、感慨がありました。

   http://little-musium.blogspot.com/2011/03/blog-post_06.html


   さらに、特筆したいのは・・・

   今回・・・ 日本語吹き替えを担当されている方々 の
   
   言葉の表情の豊かなこと・・・。

   歌声の、何と軽やかなこと!!!

   皆さん、誰なんでしょうね~?


   ・・・と思っていたら エンドロールの最後、
   
   ラプンツェルさん を担当していたのは・・・

   中川 祥子 さん  しょこたん だ~~   まじ凄す。。。。。

   何も予備知識なしに行っただけに 最後にもう一度ビックリしましたね!!!
   素晴らしいまでのプロに魅せられてしまいました!
   

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WWが新しくなります

   こんにちは!

   現在・・・ つばめ・ミュージアム は集中改修工事中です。

   WWは これまで 動植物・気象館 として ご利用頂いていましたが
   このたび、本館との分担を見直すこととして
   メディア館 として再スタートすることとなりました。

   今後・・・ 動植物・気象 は 天文 や 地学 を含め
   本館 に移し、今まで以上に力を入れて紹介して
   いきたいと思い準備を進めているところです。

     ( お気に入りの本 を見ている方でしたら なんとな~く、推察されていたかも!? )

   また・・・ WW は 今後、過去のものを含め 展示の分類 を単純化
   現在の エントランス とも共通化する予定です。

   これまでは あくまで 本館 の補助として使用してきましたが
   今後は WW のみ、ご利用頂く方でもお楽しみ頂けるように
   展示を充実させていく予定です。

   よろしくお願いします!
   

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